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●気化式加湿器の最新情報<家電バイヤーの気化式加湿器アドバイス>

◆最近の気化式加湿器の動向<家電バイヤーの気化式加湿器アドバイス>

気化式の加湿器については様々なタイプがいまは出回っていますね。ひと口に「気化式」の加湿器というのは原理は単純で、コップに水を入れてそこに扇風機の風を送り蒸発させるような物で加湿器の中でもっとも単純な方式の一つが気化式加湿器なのです。メリットとすれば「低消費電力」があげられます。他の方式の加湿器を含めても最も消費電力は少ないことでしょう。その反面に「加湿能力」の低さが他の加湿機に比べて気化式の方が多少劣ります。

気化式加湿機でも気化式の加湿器の原理は単純なので商品化しやすい半面、そこには気化式の原理を応用した高付加価値の気化式加湿器も出てきています。単純に蒸発させるだけの気化式加湿器からフィルターに水を吸い込ませてそこに風を当てる気化式加湿器や水を加湿器内部でかくはんさせ高速で噴射することで空気に触れる面積を多くして蒸発させる気化式での気化式加湿器なども一時ブームになりましたね。

また、いまでは乾電池式のポータブルな気化式加湿器やパソコンのUSB電源を利用した気化式加湿器も出てきています。もはやここに至っては家電製品としての気化式加湿の位置づけではなくて「雑貨」の様相を感じさせるアイデア商品としての加湿器として気化式加湿も現れています。同然機能面ではこれらの気化式加湿器は役に立つとは思いませんが、オフィイスや自分のまわりの加湿機が欲しい方用にこの雑貨的な気化式加湿機を買い求める方も多いようです。

●気化式加湿器のタイプ別とは<家電バイヤーの気化式加湿器アドバイス>

◆いろいろな気化式加湿器の方式とは<家電バイヤーの気化式加湿器アドバイス>

気化式加湿機には、その単純な原理のため様々な方式が過去から使われまた気化式の原理を応用して新しいタイプの気化式加湿器も売り出されてきています。気化式という「ことば」自体が重々しいですが水が蒸発することを気化すると言いますので気化式の原理さえ分かってしまえば比較的簡単に誰でも気化式加湿機での製品化は出来るのです。

ですから気化式加湿器は国内家電メーカーや海外家電メーカーも製品化していますし、商社や問屋さんなどの依頼で専業メーカーでも気化式加湿器の商品化は容易にできてしまいます。したがって、加湿器の中で最も多い品数があるのがこの気化式加湿器かもしれません。以下に気化式加湿器での代表的な方式をピックアップして抜粋いたします。

タイプ タイプ別方式内容 メリット デメリット 商品タイプ
シンプル気化式加湿器 名前の如く、一番シンプルな気化式加湿機での加湿方式です。加湿器内のタンクに向けて加湿器のファンで風を当てることによって気化させる気化式加湿器なのです。気化した空気はそのまま加湿器の噴き出し口より排出されます。 シンプル気化式方式での気化式加湿器のメリットとして、一番に挙げられるのが「低電力消費量」です。原則的にファンの電力しか使いませんから、その他でのヒーターを使ったり、超音波を当てたりする方式ではありませんので「省エネ」であることがあげられます。このことは気化式加湿器全般に言えることなのです。またメンテナンスも簡単で、タンク内部の「水あか」を定期的に洗浄するだけで誰にでも出来てしまいます。 シンプル気化式方式での気式加湿機でのデメリットとしては、「加湿能力の低さ」があげられます。やはりファンの風を水面にあてるシンプル気化式方式ですから、水分の気化には限界があります。ですからこのタイプではお部屋全体に加湿をすることには不向きかもしれません。このため、商品化されているものにはスポット的な気化式加湿機が多いのもこのシンプル気化式方式の加湿器の特徴だとも言えます。また、長期間使用しない時は雑菌の繁殖も考えられますので、使用しない時はタンク内に水を貯めないでください。 電池式卓上タイプ・USB電源対応卓上タイプなどパーソナルな気化式加湿器に多いです。
フィルター気化式加湿器 フィルター気化式加湿器とはタンク内へ直接ファンの風を送らないで、タンク内の水を「フィルター」に徐々にしみ込ませることにより表面積を広げた状態への水分を含んだフィルターにファンで風を送って気化させる気化式加湿機です。気化された空気はフィルターを通って加湿器の吹き出し口よりお部屋へ送られていくのがフィルター気化式方式での加湿器なのです。 シンプルタイプ方式よりこのフィルター気化方式での加湿器の方が、「加湿能力は高い」ことがあげられます。フィルターに水をしみ込ますことで水面に風を当てるよりも「含水量が少ない」ことにより素早く気化させることができます。(洗濯物をよく絞った状態で干せば早く乾くという現象を応用したものです♪)これによりお部屋全体への加湿が可能となりました。今現在の気化式加湿器で、最も多い気化式方式がこのフィルター気化式加湿器なのです。高付加価値タイプではフィルターに「除菌」ができるタイプや「除菌ランプ」をあてるタイプもあります。 フィルター気化式方式での加湿機では、他の加湿方式の加湿器のなかでは加湿能力は多少見劣りいたします。また、メーカーからは、フィルター交換を年に1回新しくシーズンに入って使い始める時には交換を勧められております。これは衛生的な問題で、高付加価値商品でも「除菌フィルター」を搭載されておりますが、やはり効果は1年で薄れますので仕方がないことなのです。フィルター気化式方式での加湿機では「フィルター交換コスト」はかかってきます。逆にいえばフィルター気化式の加湿器はこれ以外のコストではあまり他の加湿器の中でも目を取りするものはありませんね。 パーソナルなフィルター気化式加湿から高付加価値なフィルター気化式加湿器までほぼ全域にわたって商品化されております。もっとも多くの品揃えがある気化式加湿器タイプなのです。
水噴射型気化式加湿器 水噴射型の気化式加湿器とは、気化式加湿器内部で水を遠心分離させて霧状にして飛ばすことによって気化した水分が空気と交わることで加湿する気化式加湿器のことです。この水噴射型の遠心力による加湿器はもともと「イオンコンディショナー」といって「空気清浄と脱臭」と「マイナスイオン」を発生させるために作られた製品で加湿機においては2次的な派生形商品なのです。 水噴射型の気化式加湿器において異色な製品ですが、気化式加湿機と空気清浄機として、さらにはマイナスイオン発生器として一時ブームになりました。もともと空気清浄とイオン発生に重きを置いた商品なので気化式加湿器としてはあまり加湿能力については高くはありませんが消費者のニーズに合った製品として一時ブームにわきました。 代表的なものでいまではパナソニック(旧ナショナル電工)が「アクアデュー」トして発売されていましたがいまでは「生産中止」になっています。一時脚光を浴びていましたが結局のところ消費者には受け入れられなかったのでしょう。いまでは一部の専業メーカーで製品化されていると言われていますが、いまだ商談ベースには乗ってきていません。しかし、この技術は工業用にいまでは生かされております。 パナソニック「アクアデュー」(生産中止)・工業用など

●最新の加湿器の「流行りすたり」について<家電バイヤーの気化式加湿器アドバイス>

家電バイヤーお勧め気化式加湿器

◆気化式加湿機から生まれた派生商品<家電バイヤーの気化式加湿器アドバイス>

本来は加湿器では、お部屋の加湿を考えた商品なのですが、いまでは気化式加湿器に空気清浄機や除湿器なども合わせた派生形商品が多く出回り、エアコンにもダイキンなどの「うるるとさらら」のように加湿機能を備えたエアコンも発売されております。一昔のような暖房商品としての加湿器の位置づけもいまでは変わってしまい「空調関連」としての加湿機として製造企業や販売店も認識されつつあります。長年バイヤーをやっていますと製品の遍歴が様々に変わり気が付くと商品のカテゴリが変わっていたなんてことはこの「気化式加湿器」だけではありません。

ただ、このような複合での製品作りが消費者の皆さんに受け入れられるのかは日々疑問に思っている所なのです。確かに1台で3役はありがたいと考える方もおられることでしょう。昨今の消費者のニーズはさまざまで何がヒットするのかもわかりませんが、やはり1機能に絞った「物作り」は大切だと私は考えています。複合機能を備えた商品はブームになりヒットするかもしれません。でも、結局は「はやり、すたり」のなかで消えて行っているように思えるのです。

たとえば今年から発売された「除湿・加湿・空気清浄機」については1台3役で面白い商品なのですが、空気清浄機については年中使いますね。しかし、除湿器や加湿器は夏場と冬場が定説ですね。でも北の雪国では冬場でも除湿器を使うのも知っています。この場合はたして加湿器が必要なのかは雪国に住んでいる方に聞くのも失礼でしょう。でもマッチしたお国柄でお住まいの方には重宝されることでしょう。したがってお買い求めになる時は、一時の「甘い言葉」に惑わされずによく考えて使う機能を絞って検討してみてくださいね。

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